中長期投資で暮らしに余暇を

中長期株投資で暮らしに余暇を

株式投資でちょっとした副収入。暮らしがちょっと明るくなります。19年の目標は年利3%。ユルい?

【WBK】ウエストパック銀行(豪州ADR)分析

ADRで高配当株であるウエストパック銀行(WBK)。
外国株比率を増やして、配当をもっともらいたいな、と思っていたため、前から目をつけていたWBKを検討してみました。

権利落ち月:5月、11月
支払い月:7月、1月

権利落ち月としてはRDS-Bと一緒ですね。振り込まれるタイミングはWBKの方が少し遅そうです。(権利落ち日によるのだと思います。)
また、米国株に多く見られる年に4回配当ではなく、2回の配当です。
4回のほうが気持ち的にうれしい・・・。

株価:$18.35(19/4/11時点)
配当:$1.4(18年実績)
配当利回り7.6%
配当性向:80%

メリット

  • 高い配当利回り
  • 安定的に配当を出し続けている(リーマンショック時に株価は暴落したが、配当は出し続けた)
  • オーストラリアは今後も人口が増える見通し

デメリット(不安材料)

  • 下がり続ける株価(2013年をピークに下がり続けている)
  • 住宅ローン収入が会社収益の2/3を占めている

→不正があり、豪州当局から住宅ローン融資が規制されている模様

銀行収益はNet Interest Margin(貸出利率と借入利率の差)ですが、WBKの決算書を読み解くと下記で推移中。
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下がり基調ではありますが、特段下がっているわけではないので、安心材料。

不安材料としては、豪州不動産価格の下落です。
マルコの英会話の先生はオーストラリア人なのですが、ちょうど先週のレッスンで、「オーストラリアの不動産価格が暴落してて、数年前の1/5くらいだよ。高いときに買った人は大変だね!」と言っていました。
オーストラリアでは、自分の家を買うのは一つのステータス(日本と同じ感覚)で、またセカンドハウスを持っている人も普通にいるとのこと。それに加え、若い頃から投資用に不動産を持っている人も多いようです。
またちょうど先日、YahooニュースでForbesの記事が上げられ、内容が豪州不動産バブル崩壊の記事でした。
データをネットで探したところ、2017年半ばをピークに大幅下落しています。
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一部記事には19年度は回復する、というものもありましたが、フォーキャストですからね。
不動産価格が下落すると銀行としては不良債権が増え、回収が困難になるので、業績が悪化します。
株価との連動もなんとなくありますので、1つ目のグラフのように09年並に下がるとしたら、株価は現在の19ドル付近から、14ドルくらいまで下がる可能性はあります。(下落率26%)
あくまで可能性ですが・・・。AUDとUSDの為替の動向もありますので。
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5月が権利月なので、それに向けて現在買ったと想定すると・・・

250株購入
19$x250=4,750$
14ドルまで下落することを想定すると・・・
▲5$x250=▲1,250$配当
1.4$/年x250株=350$/年(税引後:278$/年)
損失1,250$÷配当278$≒4.5年
回収に4.5年かかります。う~ん。

以上より、マルコはもう少し下がるとみていますので、権利落ちした5月末~6月頭に購入を再検討しようと思います。
株は5月に売れというくらい、5月に下落しますしね。(実際、統計的に当たる確率高いみたい)


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