中長期投資で暮らしに余暇を

中長期株投資で暮らしに余暇を

株式投資でちょっとした副収入。暮らしがちょっと明るくなります。19年の目標は年利3%。ユルい?

総会!ポーラ(4927)詳細(その2)

前回の続き。

■ 質疑応答(約1時間半)(マルコが気になったものだけ抜粋)
1. POLAとORBISの違い
    POLA:訪問販売、サロンを中心とした対面販売
    ORBIS:通販
2. 20年以降のビジョン
   2029年(100周年)に向けた長期ビジョンを策定中。21年春に発表予定。
3. ブランド間の横のつながり
   自主自立をモットーにしており、今のところブランド間の横のつながりは無い。それぞれのブランドで長く顧客となってもらうことを第一と考えている。
4. エステティシャンの海外研修(毎年)について
   社員のモチベーションを上げるのは会社として大事なことだと思っているので、今後も続けていく。
5. 財務
   18年度は有利子負債なしキャッシュが潤沢のため。
6. 物流:5Gになることでの影響
   マーケティングが一番変わると思っている。文字から動画へ。
7. Jurliqueについて
   中国からオーストラリアへ。オーストラリアも利益が減少しているが、これは不当な値下げ価格での転売等があったため、意図的に規制を実施したため。また、オーストラリアで中国人観光客が買わなくなったため。今後は、オーストラリア国民に購入してもらうような事業戦略を立てていく。
8. 株価低迷について
   業績を上げることが株価を上げることだと思っているので、業績を上げることにまい進する。
9. 株主総会のお土産について
   今後も続けていくことを検討していく。
10.社外取締役小宮一慶さんに当社の課題を聞きたい
   社外取締役経営コンサルタントとして、取締役会でマーケティングイノベーションにどれくらいの時間を割いているか、に注目している。国内ブランドに関しては、高収益で、毎年新製品を出すなど、新しい挑戦を続けているので評価する。海外ブランドに関しては、問題を感じており、苦戦している。株主の皆様が懸念しておられるJurliqueについては、管理Controlではなく、関与Involvementをすべきと助言している。17年度と19年度と2回減損していることは大きな問題。20年黒字化に向けて対策中。
11.消費税増税の影響
   14年度の5%から8%増税のときは、駆け込み需要と、増税後の落ち込みはプラマイゼロだった。今回の増税率は2%ということで、影響は軽微であると思っている。また、新商品販売もあるため、売上増に繋がると思っている。
12.米中貿易摩擦における中国景気減衰について
    中国における個人消費はいまだ伸びている。美に対する意識は高いと感じている。

■ 所感
マルコは、ポーラの株主総会は2回目ですが、鈴木社長のビシッとした感じに非常に好感を持っています。経営者たるもの、堂々と威厳を持って、清潔感のある服装で人前に立つべきだと思います(ヨレヨレのスーツでハゲ散らかしたオッサンが社長とかホント終わってる)。POLAの社長も、ORBISの社長も若く、将来性のある方へ社長を任せている点も評価します。このお二方も若くして社長となられるだけあって、受け答えや考えなどがきちんとしていらっしゃいました。
また、社外取締役がきちんと機能していることに驚き。お飾り的なものだと思っていたもので。。。小宮さんのご意見を聞けたのは非常に有意義でした。(質問者さんに感謝)
株主総会は時々笑いが起こるなど、いい空気でした。ユーザーであろう女性の参加者が多いということもあるかと思います。お土産があるから参加者が多いということもあるかと思いますが、株主が製品のファンであるということは会社として大きな財産なのではないでしょうか。
マルコはポーラオルビスHDを今後も長期にわたり応援していこうと思います。


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